日本人女性であるクミコ・ジママンさんと、その夫のトレイさんがオーナーを務める「ドンスエノス」は、2019年7月に、ハリウッドの名優、チャーリー・シーンさんが共同オーナーとなったことで大きな話題となりました。
そうした中、同氏も含めたオーナーの方々が、「テキーラの日」のために特別に来日。7月15日に代々木で行われたセレブレーションパーティーにスペシャルゲストとして来場し、観客を喜ばせました。
今回、当サイトでは、チャーリーさんらドンスエノス・ファミリーに独占インタビューを敢行!出会いのキッカケや、今後に向けての意気込みなど語っていただきました。
– 日本のテキーライベントに参加しての印象はいかがでしょうか?
チャリー・シーンさん(以下、チャーリー):
すごく良かったと感じています。空気感もよかったですし、お客さんがとても喜んでいたのが印象的でした。イベントとのフィーリングがすごく合っていたと思います。
トレイ・ジママンさん(以下、トレイ):
私はイベント自体がすごく良かったと感じています。色々なブースとテキーラブランドがあって、来た人みんなが楽しく飲んでいたのが印象的です。
– アメリカでは様々な俳優やミュージシャンがテキーラビジネスに参入していますがなぜなのでしょうか?
チャーリー:
ハリウッドの世界は、いつ映画に出演できて、いつ仕事があるか、先のことが分かりません。しかしお酒のビジネスは継続的にできるビジネスで、その中でテキーラは今一番人気のあるお酒です。だからみんなテキーラビジネスに携わっているのかもしれません。
かくいう私もテキーラはベストビジネスだと感じています。それにドンスエノスは最高のクオリティが自慢のブランドです。(オーナーになるという)私のこの選択に間違いはなかったと確信しています。
– そもそもなぜ今、アメリカではテキーラが人気なのですか?
チャーリー:
あらゆる人にとってテキーラは飲みやすいお酒です。それにあまり二日酔いがない。だから人気があるのではないかと思います。
昔はクオリティが低いテキーラもいっぱいありました。ですがドンスエノスなど最近のテキーラ業界はクオリティを見直して、とても洗練されてきています。
私も昔は安いテキーラしか飲んでいませんでしたが、ある日友人が紹介してくれた素晴らしいクオリティのテキーラを味わってみると、それまでの全然イメージとは違った飲みやすい味わいで、二日酔いもなかったことに驚かされました。
– チャーリーさんとジママン夫婦の出会いについてお聞かせください。
トレイ:
最初は友人の紹介で知り合いました。ビジネスの機会をもらって色々な話をしていくと、考え方が似ていたし目標も一緒で…話していてお互い共通点が多く「何か一緒にやりたいね」と意気投合したのです。
ある日「ドンスエノスのクオリティの素晴らしさをみんなに知ってもらいたい」と伝えると、チャーリーは「自分の知名度を使っても構わないから一緒に頑張ろう」と言ってくれたことから具体的に話が進みました。
チャーリーのことはみんな知っているので、幅広い層の人にこのテキーラを紹介できると思い、とてもワクワクしたのを覚えています。
– ご自身が感じる、ドンスエノスの魅力はどの辺りですか?
ジママン夫妻:
味わいの良さを含め最高のクオリティであることとそれを常に求め続ける姿勢、そして積極的な社会貢献がドンスエノスの2本の軸です。それこそがドンスエノスの個性であり魅力だと思っています。
– 日本のテキーラファンの中には、元々チャリーさんが好きという方も少なくなく、今回チャーリーさんに来ていただいたことですごく盛り上がりました。次日本に来る時はドンスエノスでどんな活動をしたいですか?
チャーリー:
次はもっと大きなことをやりたいと考えています。
良いペースでプロモーションをずっと続けて、規模を大きくしていきたいですね。
トレイ:
チャーリーと一緒に大阪、名古屋、九州、北海道などにも行って、多くの人にもっと楽しんでもらえることをしたいですね。
– ドンスエノスは日本人女性がオーナーになっているということでも大きな話題となっています。クミコさんは女性ならではの観点などテキーラビジネスで何か意識していることはありますか?
クミコ・ジママンさん(以下、クミコ):
例えばアメリカでは、女性セレブのテキーラファンが多く、中でもジェニファー・アニストンやサラ・ジェシカパーカーは大ファンとして有名。彼女達はSNSでよくテキーラに関する配信をしています。
全体を見ても女性のファンは多く、しかもニート(ストレート)で飲む人が意外と多いのです。プレミアムなテキーラを「ゆっくりと味わって飲みます」ということを堂々を世の中に向けて発信しているのを目にする機会が多いですね。
私としては、日本でも多くの女性達にもテキーラを飲んで欲しいと思っています。「テキーラは女性にも愛される味なんだよ」ということを分かって欲しいですね。
日本人でオーナーになったのは、正直に言えば機会に恵まれたということもありますが、その事にとても感謝しています。
日本での活動には情熱を持っていますし、自分の母国の人にも知ってもらうという、ある意味では使命のようなことを感じています。
– 最後に、日本の方に、ドンスエノスをどんな風に楽しんでもらいたいですか?
チャーリー:
ドンスエノスはクオリティが特に高いので、ゆっくりと楽しみながら味わって欲しいと思っています。
そしてもちろん、たくさん飲んで欲しいですね(笑)
本日はありがとうございました。また日本でお会いできる日を楽しみにしています。
インタビュー:目時裕美(JUAST)
テキスト・写真:小針真悟(LiquorPage)